『ピアノマン』

ピアノマン/曲ビリージョエル 勝手に訳詩 辻村マリナ

土曜の夜が来て 街をゆく人の
波をかき分けて 潜り抜けた扉

グラスを片手に うつむく男が
思い届かない 家族の話をした

歌唄いよ今日の夜に おまえの歌を
聴かせておくれよ 忘れるため

歩き疲れた彼女は ぼんやりした顔で
いつもと変わらない 同じ酒を飲む

「誰に何を言われても もう気にしない。そう思っていたけど足はすくむのよ。」

油が染み込んだ 服を着た彼は
「くたびれていくものは 心も同じ。」と云う

噛み合わぬ話が 店に立ち込めても
それはそれでマシなのさ ひとりで飲むより

歌唄いよ今日の夜も おまえの歌を
聴かせておくれよ 思い出すため

土曜の夜にだけ 集まる人の
永い人生の 一瞬の出来事

窓を打つ風は 冬の訪れ
それでも温もりを 追いかけている

歌唄いは今日の夜も 長い歌を唄う
あんたと同じさ 今日を生きるため

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