名もなきブルースマン

今年の最後の最後。
こんな歌ができた。
ブルースの歌えなさに、もう一度問いをぶつけてみた。
なんで歌えないんだろう?と改めて。
そしたら、ブルースマンの幻影が遠い昔からやって来て、目の前に現れたので、歌にした。
こんど、映像もあげてみよっかな。

名もなきブルースマン/辻村マリナ

オイラの胸のポケットに
コインを入れとくれ
そしたらアンタの好きな歌
歌って聴かせるさ

男は時代ハズレの
ジャケットを羽織り
手にした期待ハズレの
コインに苦笑い

木の肌に似せたような
ざらついた手のひら
生きながらえただけなのか
生かされているのか

あの道とこの道が
ぶつかった場所で
西の空に日が沈めば
男は歌いだす

金があり物に溢れて
退屈なこの時代を
歌のなかに見つけるのが
オイラは退屈だ

アイツも流れ弾で死んだ
時代の流れ弾で
ブルーなのかそれとも
真っ赤な嘘っぱちか
それすらわからないから
ブルースは歌えない

頭の上から
落ちてきた
リンゴをひとかじりする
地球のど真ん中
根を下ろした
この木はまるで
オイラのようさ

さあさオイラのポケットに
コインを入れとくれ
ロックでもポップでも演歌でも
歌って聴かせるさ

ブルース以外なら
これがオイラのブルー
名もなきブルースマン

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