歌うことは、気持ちいい

3日目。
紹介してもらった知人の友人の家族と連絡を取るべく、生まれて初めて中国語の電話に試みる。

筆談がないのはほんとうに大変。まず聞き取るのも困難だけど、伝えるのも困難。ましてや居場所を伝えるなんて。。。でもね、ハートと諦めの悪さで、通じちゃうこともあるのが人の言葉の凄さ。たぶん、ロボットには越えられない壁だと思う。

そういうわけで無事に待ち合わせもうまくいき、李さん、奥さん、小さな娘さんの3人とご飯を食べ、掛け合い歌の場へ。

なんと場所は、一番最初に行ったあの湖の近くの公園。やっぱりここで歌いたくなるよね!と、共感。笑

13時半から始まるとのことで、かなり多くの人がその時を待っているのか待っていないのか、椅子や芝生や石の上に腰掛けている。その他にも公園にはトランプをする人やマージャンやらチェスやら、みんな思い思い遊んでいるようだった。

掛け合い歌は、2人一組の男女4人で行われるもの。歌詞もあるようで、即興のものもあったり、さまざまだ。

(言葉で言うより、映像をここに載っけた方が早いんだけれど、中国ではyoutubeも使えないので、ラオスかタイに戻ってからアップロードしてみます。)

13時半くらいになると、あちらこちらから声が聞こえ始めた。男性女性それぞれ2人組のうちどちらかが高い声担当、低い声担当と決まっているようで、かなり気持ちいいハーモニーになる。なんというか、モンゴルのホーミーを1人ではなくて2人で分けているような感じ。そして2日前に聞いた莫策掩さんの歌にもやはり共通しているところがある。

男性陣は歌詞を見ている人が多く、女性陣は男性陣が歌う間にコソコソっと話をし、次に歌う内容について話しているようだった。

たまに歌詞を忘れる男性もいて、それもまた非常に面白い。ああっ、だめだ、失敗した!みたいな言葉と動きは世界共通なのかな、とも思った。歌詞カードを見せてもらうと、すべて漢字で書いてあるのだが、それらは中国語ではなくチワン語で、音声表記のために漢字を用いてるとのこと。聞いた感じがまったく中国語ではなく、むしろラオスやタイの言葉にかなり近い感じがあった。

写真やビデオを撮っていると、そんな人が普段おそらくほぼいないのだろうか、ニコニコ笑ってくれて、カメラ回ってるぞ!みたいな感じで、結構こちらを意識しながら、歌を歌ってくれた。笑

夜になり、李さんご家族が家に招いてくれ、チワンの家庭料理をご馳走になった。アヒルを野菜と香味で煮たものや、花で染めて炊いた綺麗な黄色をしたご飯や、炒め物や、スープなど。ほんとうに美味しかった。。ついつい食べ過ぎて、ご飯をお代わりしてしまったのでした。

夜の掛け合いが始まる時間まで、李さんたちの掛け合い歌のビデオや、チワンの音楽を聴いていた。そしてチワン語辞書や、古い民歌の歌詞を見たり。
ピンイン表記を見ると、かなり多くの単語がラオス語と同じなことがわかり、うわーーーお、すごいや。と、心の奥で静かに感動。例えば、雨が降るという意味のフォントック、だとか、男 を意味するサーイだとか、、かなり基本的な言葉が同じなのである。しかもまだ北部の平果でこれなので、おそらく南部に行けばもっと多くの共通点が見つかるはずだ。きっと。それこそ、歌を聴いてわかるようなものもあるかもしれないなあ。

CDには李さんが歌った音源や、莫策掩さんの歌が入っていて、とうやらチワンの音楽界で2人ともかなり有名な方のようだった。恐縮すぎて、いまさらながら恥ずかしくなるような気持ちになる。

21時頃になり、また街に出るといつもわたしが歩いていた通りで掛け合い歌をやっていた。
な、なんだ、こんなところでやっていたのか。と、驚きつつ別の広場へ向かう。
すると、たぶん顔なじみなのかなんなのか数名の少し若いおじちゃんおばちゃんたちが掛け合い歌を始めていた。

歌詞カードもあったりして、おそらく練習なんだと思われる。わたしもその輪に入れられ、おばちゃんに肩を叩かれたり、なんだりしながら、歌おうよ!なんておそらく言われてたと思う。すまん!日本人やねん!と、心の中で謝罪しながら、でも口に出して明確に違う人間だ、というのももったいない気がしたので、身振り手振りと笑顔で楽しんでることを伝えつつ、輪の中で歌を聴いていた。日本人だ、というとまず驚かれるので、流れを断ち切ってしまいそうだしね。

李さんも一緒になって歌っていた。みんな、いい声してる。笑
チワンの掛け合い歌は、息が長く、見ているとおそらくひと息で長いフレーズを歌いきっている。丹田呼吸やな。なんて色気のないことも思いながら見ていたんだけど、丹田呼吸で声を出すのは、かなり気持ちいいことなうえに、体にもとってもいいらしいので、この掛け合いの文化が廃れずに残ってきたんじゃないかなあ、とも思った。実際、アー、とか、ウー、とかでもいいので、長い息で声を出すとわかると思う。気持ちいいんです。ましてやそれに長い歌詞があって、人と一緒にハモりながら歌うとなれば、気持ちよく、楽しいこと間違いなし。やっぱり最後に残るの、楽しくて気持ちいいかどうかなんじゃないかと個人的には思った。あと、歌っている人たちみな、フレンドリーで、なんだか毒がないのです。たぶん歌うことで全部出しちゃってんだろうな。きっと。きっと。。昼間のじいちゃんばあちゃんもそうだったな。。。

みんな、ほんとうに歌うことが好きらしく、ちょっと新しい歌も誰かが歌うと、それについて行ってみんな大きな声で歌っていた。そしてそれをスマホで録音し、ラインみたいな掛け合いグループ145人 みたいなところに投稿し、友達もイイね!とか、加油!とかいうスタンプを送っているようだ。

オモシロイ!笑
お金もいらないし、お酒も必要ない。帰りたくなったら帰る。なんて清々しい。笑

そんな風に夜が更け、この日もまた部屋に帰ればバタンキュウ。だったとさ。

そうして次の日、昆明までまたハイスピードレイルウェイなる列車で時速200キロを出しながら4時間かけて帰った。たぶん500キロ以上の道のりかなあ?
ゲストハウスに帰り、ベッドでぐったりしてやろうと思うと、受付のお兄さんかお姉さんが戻ってきたと言ってしまったのか、マリーナー、お茶でもどうー?という友達の声が聞こえてきて、ゆっくり日記でも書こうとしていたのが、やはりお茶に負け、こうしてだいぶ遅れて今書いている次第です。笑
だって、みんなでお茶飲むの、結構好きだもん。言葉わかんないんだけどさ!

では写真を。

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そしていまは、雲南の北の街。もう少しうえに行くとチベットもあと少しという白族の街。ゲストハウスで出会った友達が、リジャン、実家のあるフーチンを案内してくれています。
いまは、カッコよく言うとホームステイ!笑
遊びに来てます。すべてが驚きの連続なので、心の驚きメモリーみたいなのが常に振り切れっぱなし。

その話は、また次回のポストで。。

にしても、北部だからね、さみーんですよ!サンダルみたいな靴だったからね、お母さんとおばさんが、靴をくれました!笑

助けられっぱなしの、リーベンレン。。かたじけない。

さいちぇん。

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