ヤマキギターバッファローヘッドwith 気まぐれ white dove

ギターを先週破格で買ってしまいました。

そして今日届いてしまいました。

(今回のブログは、ギターに興味のある人にしか面白くないかもしれません。)

ずっとメインで使っているアストリアスという、ちょー大事な大好きなギターを、休ませるためです。

そろそろメンテナンスもしたいし、結構フレットの減りが気になってきたし、ペグもぐらついてきたし、ちょっと遊んだりする時用には、なんだか勿体なさすぎるというか、酷使しすぎて可哀想になってきたのです。。。

というわけで、

某フリマサイトでバンドマンから買いました。笑

ヤマキギターです。ヤマハじゃないよ。

ネットショッピングで一番怖いのは、

ギターが弾けない状態なこと。ギターのコレクションが趣味です、とか、物置から父が使ってたギターを引っ張り出してきた、とか、ネックの反りとかトラスロッドとかよくわかりませんが、ご縁のある方に。とか、そういう地雷がたくさんあります、ネット上には。笑

しかしバンドマンから買えば、その

辺はだいたい問題なし。なのだ。もちろんたくさん質問もした。

今回買ったのは、ヤマキギターという今は亡き日本のギターメーカーのギター。それの、バッファローヘッドというモデル。ヘッドが牛の頭みたいになってて、なんていうか、奇妙。(笑)

第一印象、なんだこれ!

しかも、ピックガードのハト。これは、カタログには載ってないので、ヤマキが気まぐれで作ったいくつかのギターだろうということだった。(ピックガードが交換された跡がないのです)

ロット番号から1975年あたりの5月2日に作られたようだ。

よく鳴る、という噂は聞いたことがあったのですが、届いてみてびっくり。

さすがに40年以上も前のものなら、傷だらけだろうと思ったけど、まるでタイムスリップしてきたかのように綺麗な状態。わたしのアストリアスよりもずーっと綺麗。きっと、前の人大事にしてたんだろうな。最後にやり取りしたメッセージには、「いっぱい弾いてやってください。」だった。タバコのヤニはひどいけど、そんなのは別にいいのだ。笑

弾いてみても、噂通り、やっぱりよく響く。

ライブで使う予定は今のところないけれど、おうちではしばらくこのギターと戯れてみようと思ってます。

弦高の調整と、三弦の気になるところさえなんとかしたら、ほんとにベストな状態になりそうです。

今回買うにあたって、ヤマキギターや、日本のいろんなギターについて色々調べた。

戦後ギター作りが日本で本格化して、その技術がピークにあったのが70年代。(80年代に入ると量産型が始まり、90年代は今となんら変わらないと言われている。)

60年代は技術にまだ未発達な部分があり、70年代に入ると、職人の技術も熟し、またギター人口も爆発的に増えた。しかしあまり高価なモデルを作っても、買う人はそんなにいないわけで、そこそこ手に取れるような価格で、職人の手工のギターが作られていたということみたいだ。

しかも当時は、今じゃ高級モデルにしか使用されないような、いい木材(ハカランダとか)がまだ大量にあった時代で、安いギターであっても、木材がいいからいい音が出る、という楽器としては当たり前のことが当たり前に起きていたらしい。

また、当時の日本のギター産業は、アメリカのギターをいかにコピーするかというところが中心だったこともあり、マーチンやギブソンのコピーモデルがウジャウジャと。そして、とにかくよく似ているもの、もっと言うと、ロゴまで似せているものがよく売れたという。(その感覚があんまり私にはわからない。あまりに似すぎていたら、「注:しかし偽物である。」という事実が心にグサリとこないのだろうか?)

おそらく少し前のメイドインチャイナとおんなじだと思う。日本も似たようなことしてたんだなあ。

そんな時代をまったくリアルタイムで生きていないわたしにとっては、なんかよくわからんけど、それって、ちょっと、愛おしい。という感覚になるのです。

伝わるかなあ。。

93年生まれの、工場のベルトコンベアで大量に運ばれてくる、どこで切ってもおんなじ金太郎飴が当たり前の世代だからなのかなあー。

似てるんだけど、似てない、似せようとして結局似てなくて、最終的に独特な感じになってる、みたいなものに胸がキュンとするわけです。(笑)

そんな潜在意識なのかなんなのか、これまで買ってきたギターは全て日本のメーカーだった、ということに今回初めて気づいた。なんだこの愛国心溢れる感じは。笑 (アストリアス、アイバニーズ、タカミネ廉価版、グレコ74年製、ヤマキギター)

で、ヤマキギターがすごいのは、

本家を超えたところ。大発明をしているのだ。

コピーしようとしているだけじゃそれって絶対できないと思うのですが、

ギターという楽器は、弦の引っ張る力によって、ネックが曲がったり場合によっては捻れたりします。そうなったらもう治りません。ということだと困るので、それを調整するために、ネックの中に棒が入ってます。

それをネジで回して調整することにより、微妙な反りを調節し、弾きやすい状態を保つことができるのですが、ヤマキギターがある発明をする前は、その調節するトラスロッドと言われる棒は、ヘッドの近くに穴が空いていてそこにネジで蓋をし、隠しておくという手法を取られていました。しかし、それを大幅チェンジし、トラスロッドをサウンドホール内から調節することが出来るような発明をしたのでした。

その後いまやほぼ全てのギターメーカーがそれを踏襲。つまり画期的だった、ということなのでしょう。

あともう一つ。

ギターは薄い木でできてるので、あんまり丈夫じゃありません。

なので、強度を保つために、ブレイジングといって中に梁のように木をいくつか張り巡らせてあります。

ヤマキギターは、そのブレイジングを左右非対称にしました。なぜなら、ギターの弦は全て同じ太さではなく、細いのから太いのまであり、楽器自体に伝わる音の振動も左右対象ではないからです。だから最も音が響きやすいようなブレイジングをしようということで、自ずと左右非対称になったようです。ものすごく繊細だよね。

そしてその手法は、ヤマキギターがコピーしていた本家のマーチンも黙って踏襲。(笑)

いまや、マトモに作っているほぼ全てのギターは左右非対称なハズです。

ヤマキギター、こういう発明を特許とかにしていたら、きっといまも残っていた楽器屋さんなんじゃないか?とも言われていて、しかし、ヤマキの有名な名工さんが、いいものはみんなで共有!という感じだったらしく、技術を自分のところだけで閉じ込めたりせずに、ほかのギター工房とも共有していたとも言われているようです。

かっこいいなぁ、、。男気あるなぁ、、、。

、、、笑

そういう気風があったからこそ、こうやっていま自分が楽器を弾くことができているわけで、ありがたいなぁ、と思いました。

ましてや、40年以上たっても、ペグもヤマキのオリジナルのまま、どこにも問題ない状態で残っていられるなんて、本当にすごい仕事してたんだな、と思う。

そんなわけで、

色々調べるうちに、惚れてしまい、タイミングもちょうどいいし、ということで買ってしまいました。

、、、。いや、ほんとのこというと、ヘンテコなヘッド見た瞬間に惚れていたのだけど。だって、変なんだもん。しかもハトまでいるし。

たくさん弾きたいと思います。

ハトにこっそり名前つけようかなあ。。。

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