それはきっと勘違い

なんかちょっと不思議な歌ができました。

例によってライブ直前にできました。

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「それはきっと勘違い」

欲しいものなら大抵なんでも

見渡す限り 揃っている

でも時々 さみしい気がする

ああ それはきっと 勘違い

愛する家族と子供のためだと

嫌な上司に頷いた

くたびれたシャツに自分を重ねる

似てる気がする けど 勘違い

愛するあなたのためだけに

この身を捧げて生きて来た

飲み込んだ言葉は魚の骨のように

引っかかった気がするけど 勘違い

脇目も振らず 歩いて来た

これこそ答えと信じてた

道を外れた 場所で揺れている

花が綺麗だけど 勘違い

気づかぬふりで通りすぎちゃおう

心に棘が刺さらぬように

いつの間にやら

痛みすら感じなくなるから

山を削り 土を掘り返し

海を埋め立て 便利な暮らし

与えられたものを奪い合い続ける

ああ 許されざる勘違い

絶対安全 未来永劫

爆発なんて起きやしない

大きな地震がきても大丈夫

ああ 許されざる勘違い

黒を白だと あいつは繰り返す

貫き通せば 嘘も誠

愚かな歴史は 繰り返されていく

ああ 許されざる 勘違い

気づかぬふりで通りすぎちゃおう

心に棘が刺さらぬように

いつの間にやら

痛みすら感じなくなるから

途中で舟を 降りるやつらを

うしろ指さして 笑ってた

沈み始めた 舟の上では

狂った歌が 鳴り止まない

波にのまれる舟から1人

また1人と 漕ぎ出してゆく

それぞれの岸辺に たどり着くのなら

まだ間に合う かもしれない

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